レクサスブランドから登場した最もコンパクトなSUV、LBX。「高級車の概念を変える」という意欲的なコンセプトを掲げ、これまでのレクサスにはなかった新しい価値観を提供するモデルとして、発売以来大きな注目を集めています。
レクサス史上最も安い価格帯からラインナップされていることもあり、「初めてのレクサス」として、あるいは「上質なセカンドカー」として、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にLBXに乗ってみた人たちは、どのような評価を下しているのでしょうか?コンパクトなボディに凝縮されたレクサスならではの乗り心地や質感は本物なのか?1.5Lの3気筒ハイブリッドエンジンが生み出す走行性能や燃費は十分なのか?そして、価格に見合った価値があるのか?気になる点は尽きません。
この記事では、そんなレクサスLBXの評価について、乗り心地、走行性能、デザイン(エクステリア・インテリア)、燃費、価格、装備、使い勝手(後席・荷室)など、様々な角度から徹底的に掘り下げます。オーナーや試乗経験者のリアルなクチコミ、レビューも参考にしながら、LBXの良い点だけでなく、少し気になる点や不満点も含めて、客観的な評価をお伝えしていきます。LBXの購入で後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
- LBXはコンパクトながらレクサスらしい上質な乗り心地と静粛性が高く評価されている
- 1.5Lハイブリッドシステムは優れた燃費性能を発揮するが、パワー感を物足りなく感じる声もある
- 内外装のデザインは先進的で質感も高いと好評だが、後席や荷室の広さは割り切りが必要
- 価格設定はレクサス最安価だが、ベース車両(ヤリスクロス)との比較でコスパ評価は分かれる
レクサスLBXの魅力を徹底評価!走行性能・乗り心地・デザイン編
- 街乗りに最適な走行性能 軽快なハンドリングと加速感
- クラスを超えた乗り心地? 静粛性と振動抑制の評価
- 新世代レクサスの顔 ユニファイドスピンドルのエクステリアデザイン評価
- コンパクトでも高級感あり? インテリアの質感とデザイン評価
- ハイブリッドシステムのパワー感 3気筒エンジンの評価は?
- AWD(E-Four)モデルの走行安定性とメリット
街乗りに最適な走行性能 軽快なハンドリングと加速感

- コンパクトなボディで取り回しが良く、街中での運転がしやすい
- ステアリングフィールは軽快で素直なハンドリング
- ハイブリッドシステムによるスムーズな発進・加速
レクサスLBXの走行性能について、多くのレビューで見られるのは「街乗りに最適」という評価です。全長約4.2mというコンパクトなボディサイズと、比較的小さな最小回転半径により、狭い道や駐車場での取り回しが非常にしやすい点がまず挙げられます。
ステアリングフィールも軽快で、ドライバーの操作に対して素直に車が向きを変えるため、運転していて楽しいと感じる人も多いようです。
パワートレインは1.5Lハイブリッドシステムを採用しており、発進時や低速域ではモーターが主体となってスムーズに加速します。アクセル操作に対するレスポンスも良く、ストップ&ゴーの多い市街地走行では、その扱いやすさが際立ちます。
トヨタのヤリスクロスと同じプラットフォーム(GA-B)をベースとしていますが、レクサス専用のチューニングが施されており、よりしっかりとした剛性感や、安定感のある走りを感じられるという声も聞かれます。ただし、高速道路での追い越し加速など、強いパワーが求められる場面では、後述するようにエンジンの非力さを指摘する意見もあります。
あくまで、日常的な速度域での快適性や扱いやすさに重点が置かれたセッティングと言えるでしょう。総合的に見て、LBXの走行性能は、主に街乗りで使用し、キビキビとした軽快な走りを好むドライバーにとっては、満足度の高いものとなりそうです。
クラスを超えた乗り心地? 静粛性と振動抑制の評価

- コンパクトカーとは思えない上質な乗り心地が高く評価されている
- ロードノイズやエンジン音の遮断、振動抑制に力が入れられている
- ただし、路面の状況によっては硬さを感じる場面も
レクサスLBXの評価において、特に多くの称賛を集めているのが「乗り心地」と「静粛性」です。コンパクトなサイズでありながら、レクサスブランドに期待される上質な移動空間を提供しようという、開発陣の強いこだわりが感じられます。多くの試乗レビューやオーナーの声で、「クラスを超えた乗り心地」「コンパクトカーとは思えない」といった評価が聞かれます。
これは、ボディ剛性の高さや、サスペンションのチューニング、そしてシートのクッション性などが複合的に作用した結果と言えるでしょう。路面の凹凸を通過した際の衝撃を巧みにいなし、フラットで安定した姿勢を保ちます。
静粛性についても、高いレベルを実現しています。エンジン音やロードノイズ、風切り音などが効果的に遮断されており、車内での会話も明瞭に行えます。特に、低速域でのモーター走行時は、その静かさが際立ちます。また、3気筒エンジン特有の振動についても、エンジンマウントの工夫などにより、不快なレベルまで抑え込まれているという評価が多いです。
ただし、完璧というわけではありません。一部のレビューでは、荒れた路面や段差を通過した際に、やや硬さを感じたり、突き上げを感じたりする場面があるという指摘も見られます。また、高速走行時やエンジンが高回転まで回るような場面では、エンジン音がやや大きく感じられることもあるようです。
とはいえ、全体的な乗り心地と静粛性のレベルは、同クラスのコンパクトSUVの中では間違いなくトップクラスであり、LBXの大きな魅力の一つとなっています。
新世代レクサスの顔 ユニファイドスピンドルのエクステリアデザイン評価

- レクサスの新しいフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を初採用
- 塊感のあるダイナミックなプロポーション
- 賛否はあるものの、先進的で存在感のあるデザインと評価
レクサスLBXのエクステリアデザインは、これまでのレクサス車とは一線を画す、新しい時代の到来を感じさせるものとなっています。最大の特徴は、レクサスで初採用されたフロントデザイン「ユニファイドスピンドル」です。
従来のスピンドルグリルをさらに進化させ、ボディとグリルの境界を融合させたような、シームレスで立体的な造形となっています。この新しいフロントフェイスは、低重心で存在感のある表情を生み出すとともに、空力性能の向上にも貢献しています。
ボディ全体としては、コンパクトながらもタイヤの存在感を強調し、ダイナミックで塊感のあるプロポーションを実現。リアデザインも、横一文字のテールランプ(Lシェイプシグネチャー)を採用し、ワイド感を強調しています。
このLBXのデザインに対する評価は、人によって好みが分かれる部分もあるようです。特にユニファイドスピンドルについては、「斬新でかっこいい」という肯定的な意見がある一方で、「従来のスピンドルグリルの方が良かった」「少し見慣れない」といった声も聞かれます。
しかし、全体的には「先進的」「個性的」「存在感がある」といったポジティブな評価が多く、新しいレクサスのデザインの方向性を示すものとして受け入れられているようです。
豊富なボディカラーや、グレード(Cool, Relax, Elegant, Bespoke Buildなど)によって異なるホイールデザインなども、個性を表現する要素となっています。
デザインは主観的な要素が大きいですが、LBXが街中でも目を引く、スタイリッシュなコンパクトSUVであることは間違いないでしょう。
コンパクトでも高級感あり? インテリアの質感とデザイン評価

- 素材選びや配色にこだわり、上質な室内空間を演出
- ドライバー中心の操作しやすいコックピットデザイン
- ただし、一部にプラスチッキーな部分を指摘する声も
レクサスLBXは、エントリーモデルでありながら、インテリアの質感にもレクサスならではのこだわりが貫かれています。「プレミアムカジュアル」というコンセプト通り、上質でありながらも、かしこまりすぎない心地よい空間を目指してデザインされています。
ダッシュボードやドアトリムには、ソフトパッドやステッチが効果的に用いられ、触感、視覚ともに高い質感を演出。グレードによっては、セミアニリン本革やウルトラスエードといった、より高級な素材も選択可能です。
シートのデザインやカラーバリエーションも豊富で、自分の好みに合わせてパーソナルな空間を作り上げることができます。コックピット周りは、大型のタッチディスプレイ(9.8インチ)を中心に、メーターやスイッチ類が機能的に配置された、ドライバーオリエンテッドなデザインとなっています。レクサスの思想「Tazuna Concept」に基づき、運転に集中しながらも直感的に操作できるインターフェースを目指しています。
一方で、一部のユーザーレビューや評論家の評価では、コストとの兼ね合いからか、ドアの下部やセンターコンソールの一部などに、やや硬質なプラスチック素材が使われている点を指摘する声も見られます。また、ベース車両であるヤリスクロスとの関連性を指摘し、「価格ほどの高級感は感じられない」と感じる人もいるようです。
とはいえ、全体的な雰囲気や、細部の作り込み、そして静粛性の高さなどを考慮すると、LBXのインテリアは同クラスのコンパクトSUVの中では間違いなく上質であり、レクサスブランドへの期待に応えるレベルにあるという評価が一般的です。
ハイブリッドシステムのパワー感 3気筒エンジンの評価は?

- 1.5L直列3気筒エンジン+モーターのハイブリッドシステム
- 街乗りでは十分な動力性能だが、高速域では物足りなさも
- 3気筒特有の振動やノイズは比較的よく抑えられている
レクサスLBXのパワートレインは、1.5L直列3気筒ガソリンエンジン(M15A-FXE型)とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムのみとなっています(2025年4月現在)。このパワートレインに対する評価は、ユーザーの使い方や期待値によって分かれる傾向があります。
まずポジティブな評価としては、前述の通り、市街地走行での扱いやすさやスムーズさが挙げられます。モーターアシストにより、発進や低速からの加速はスムーズで、アクセル操作に対するレスポンスも良好です。日常的な速度域であれば、動力性能に不満を感じることは少ないでしょう。また、ハイブリッドシステムならではの優れた燃費性能も大きなメリットです。
一方で、ネガティブな評価として聞かれるのが、高速道路での合流や追い越し加速、あるいは登坂路など、より力強いパワーが求められる場面での「物足りなさ」です。エンジン排気量が1.5Lであり、システム最高出力も控えめ(FFモデルの場合)なため、アクセルを深く踏み込んでも、期待するほどの加速感が得られない、エンジン音が大きくなるといった指摘があります。
また、ベースとなっているのが3気筒エンジンであることから、特有の振動やノイズを懸念する声もあります。これについては、レクサス側のチューニングにより、バランサーシャフトの採用やエンジンマウントの最適化などで、かなり効果的に抑え込まれており、「言われなければ3気筒とは気づかないレベル」という評価も多いです。
総じて、LBXのパワートレインは、燃費性能と日常域での扱いやすさを重視したセッティングであり、パワフルな走りを求めるユーザーには少し物足りないかもしれませんが、実用上は十分な性能を持っていると言えるでしょう。
AWD(E-Four)モデルの走行安定性とメリット

- 後輪をモーターで駆動する電気式AWDシステム「E-Four」を設定
- 滑りやすい路面での発進・加速時やコーナリング時の安定性が向上
- 燃費はFFモデルより若干劣るが、安心感は増す
レクサスLBXには、前輪駆動(FF)モデルに加えて、後輪を独立したモーターで駆動する電気式AWDシステム「E-Four」を搭載したモデルもラインナップされています。
雪道や凍結路面、雨天時など、滑りやすい路面を走行する機会が多い地域にお住まいの方や、より高い走行安定性を求める方にとっては、AWDモデルは有力な選択肢となります。
E-Fourは、発進・加速時や、滑りやすい路面でのコーナリング時などに、車両の状態を検知して後輪にも適切に駆動力を配分します。これにより、タイヤのスリップを抑制し、安定した車両姿勢を保つことができます。特に、雪道での発進支援や、濡れた路面でのコーナリング時の安心感向上に貢献します。
また、乾燥した舗装路においても、コーナリング時に後輪への駆動力を適切に配分することで、より安定した旋回姿勢を実現し、ドライバーの意図したラインをトレースしやすくなるというメリットもあります。
デメリットとしては、FFモデルと比較して車両重量が増加するため、燃費性能(WLTCモード)が若干悪化する点と、車両本体価格が数十万円程度高くなる点が挙げられます。
また、後輪を駆動するためのリアモーターや関連部品が追加されるため、構造が複雑になります。AWDが必要かどうかは、お住まいの地域の気候や、普段走行する道路状況、そして走行安定性に対する考え方によって判断が分かれるところです。
必ずしもAWDが必須というわけではありませんが、降雪地域の方や、より高い安心感を求める方にとっては、E-Four搭載モデルを選ぶメリットは大きいと言えるでしょう。
LBXの実用性と気になる点 燃費・価格・装備・ユーザーの声編
- 燃費性能は期待通り? 実燃費の評価とハイブリッドのメリット
- レクサス最安価モデル 価格設定とコストパフォーマンス評価
- 後部座席の広さは十分? 居住性と実用性の評価
- 荷室(ラゲージスペース)の容量と使い勝手の評価
- 先進安全装備 Lexus Safety System + の内容と評価
- オーナーや試乗者のリアルな声 満足点と不満点まとめ
- まとめ:レクサスLBX 総合評価とおすすめできる人
燃費性能は期待通り? 実燃費の評価とハイブリッドのメリット

- 1.5Lハイブリッドシステムにより優れたカタログ燃費を実現
- 実燃費も良好という報告が多いが、走り方や状況による差も
- 燃料代を抑えられ、経済性の高さがメリット
レクサスLBXは、1.5Lの比較的小排気量なエンジンと効率的なハイブリッドシステムを組み合わせているため、燃費性能の良さが大きな特徴の一つとなっています。
カタログ燃費(WLTCモード)は、FFモデルでクラストップレベルの数値を達成しており、経済性の高さをアピールしています。
では、実際の燃費(実燃費)はどうでしょうか?オーナーレビューや燃費記録サイトなどを見ると、多くの場合、実燃費もカタログ値に近い良好な数値を記録しているようです。特に、信号の多い市街地走行や、比較的穏やかな運転を心がけた場合には、ハイブリッドシステムの恩恵を受けやすく、高い燃費性能を発揮します。リッターあたり20kmを超える燃費を達成しているという報告も少なくありません。
ただし、実燃費は運転の仕方(急加速・急ブレーキの多用など)、走行する道路状況(高速道路、渋滞路、登坂路など)、エアコンの使用状況、乗車人数や積載量など、様々な要因によって変動します。特に、高速道路を主体とした走行や、スポーティな走り方をした場合には、期待していたほどの燃費が出ないと感じる可能性もあります。
それでも、同クラスのガソリンエンジン車と比較すれば、LBXの燃費性能は明らかに優れており、日々の燃料代を抑えることができるのは大きなメリットです。維持費を少しでも安くしたいと考えている方にとって、LBXの優れた燃費性能は、購入を後押しする重要な要素となるでしょう。
レクサス最安価モデル 価格設定とコストパフォーマンス評価

- レクサスとしては最も手頃な価格帯からのスタート
- ただし、オプションなどを追加すると上位モデルに迫る価格になることも
- ベース車両(ヤリスクロス)との比較でコスパ評価は分かれる
レクサスLBXは、「レクサス史上最も安いモデル」として登場し、その価格設定が大きな話題となりました。最もベーシックなグレードであれば、これまでのレクサス車では考えられなかった価格帯から購入することが可能です。これにより、レクサスブランドへの門戸が広がり、より多くの人がレクサスオーナーになるチャンスを得られるようになりました。
しかし、「安い」といっても、それはあくまでレクサスブランドの中での話です。一般的な国産コンパクトカーや、同クラスの輸入車と比較すると、決して安い価格ではありません。また、ベーシックなグレードは装備がシンプルなため、快適装備や安全装備、あるいは好みの内外装などを求めてオプションを追加していくと、価格はどんどん上がっていきます。
上位グレードを選んだり、多くのオプションを装着したりすると、価格は500万円を超え、場合によっては上位モデルであるUXやNXの下位グレードに迫る価格帯になることもあります。コストパフォーマンス(価格に対する価値)の評価については、意見が分かれるところです。
LBXはトヨタのヤリスクロスと同じプラットフォームをベースにしていることから、一部では「中身はヤリスクロスなのに価格が高すぎる」といった厳しい意見も見られます。
一方で、乗り心地や静粛性、内外装の質感、ブランドイメージ、そしてディーラーでのサービスなどを考慮すれば、「価格に見合う価値がある」「レクサスならではの体験が得られる」と評価する声も多くあります。
最終的なコストパフォーマンスの判断は、何を重視するか、レクサスブランドにどれだけの価値を見出すかによって異なってくるでしょう。
後部座席の広さは十分? 居住性と実用性の評価

- 後部座席のスペースは正直言って広くはない
- 大人にはやや窮屈で、長距離移動は厳しいとの声も
- あくまで前席優先、+2名分の緊急用スペースと割り切る必要性
レクサスLBXの評価において、しばしば指摘されるウィークポイントが「後部座席の広さ」です。コンパクトなボディサイズを実現するため、後部座席のスペースには限りがあり、正直なところ「広い」とは言えません。特に足元スペース(ニースペース)と頭上空間(ヘッドクリアランス)は、大人が座るとやや窮屈に感じるでしょう。身長が高い方の場合、膝が前席のシートバックに当たったり、頭が天井に近くなったりする可能性があります。
クチコミやレビューを見ると、「大人には狭い」「長距離は厳しい」「子供用か、荷物置き場として割り切るべき」といった意見が多く見られます。
シート自体の質感は悪くないものの、スペース的な制約から、リラックスして座ることは難しいかもしれません。センターアームレストや後席用のエアコン吹き出し口も、グレードによっては装備されていない場合があります。
LBXは、基本的にはドライバー自身、あるいは前席に乗る人を最優先に考えられたパッケージングであり、後部座席はあくまで補助的なスペース、あるいは短時間の移動用と割り切る必要がありそうです。日常的に後部座席に大人を乗せる機会が多い方や、ファミリーカーとしての使用をメインに考えている方にとっては、この後部座席の狭さは大きなデメリットとなる可能性があります。
購入前には、必ず実際に後部座席に座ってみて、許容できる広さかどうかを確認することをおすすめします。上位モデルのUXやNXと比較検討することも重要です。
荷室(ラゲージスペース)の容量と使い勝手の評価

- 荷室容量はコンパクトSUVとしては標準的かやや小さめ
- 日常的な買い物には十分だが、大きな荷物は工夫が必要
- 後席を倒せばスペースは拡大するが、段差は残る
後部座席の広さと並んで、LBXの実用性を評価する上で気になるのが、荷室(ラゲージスペース)の容量と使い勝手です。LBXの荷室容量は、コンパクトSUVとしては標準的、あるいは若干小さめといった評価が多いようです。
具体的な容量は駆動方式(FFかAWDか)によっても異なりますが、日常的な買い物や、1~2人分の小旅行程度の荷物であれば、問題なく積むことができるでしょう。
しかし、ゴルフバッグや大型のスーツケース、ベビーカーなどを積む際には、サイズや形状によっては工夫が必要になったり、後部座席を倒す必要が出てきたりする可能性があります。
開口部の形状やフロアの高さなどは、比較的使いやすいように設計されていますが、絶対的な容量が限られている点は否めません。後部座席は6:4の分割可倒式となっており、背もたれを倒すことで荷室スペースを拡大することができます。これにより、長尺物などを積むことも可能になります。
ただし、後部座席を倒した際に、荷室フロアと完全にフラットになるわけではなく、やや段差が生じます。大きな荷物をスムーズに積み下ろしする際や、車中泊のような使い方をする場合には、この段差が気になるかもしれません。また、床下収納のスペースも限られています。
総合的に見て、LBXの荷室は、日常的な用途には十分対応できるものの、積載性を最優先する方や、大きな荷物を頻繁に積む方にとっては、少し物足りなさを感じる可能性があります。ご自身の荷物の量や種類を考慮して、実車で確認することをおすすめします。
先進安全装備 Lexus Safety System + の内容と評価

- 最新世代のLexus Safety System + を標準装備(機能はグレードによる)
- 衝突被害軽減ブレーキや運転支援機能が充実
- コンパクトカーながら高い安全性能を備えている点は高評価
レクサスLBXは、エントリーモデルでありながら、安全性能にも妥協はありません。最新世代の先進予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が多くのグレードで標準装備されており、ドライバーと同乗者の安全・安心をサポートします。
搭載されている主な機能としては、昼夜の歩行者や自転車運転者を検知し、衝突回避または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、先行車との車間距離を保ちながら追従走行する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、車線逸脱を抑制する「レーンディパーチャーアラート(LDA)」や車線中央維持を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」などが含まれます。(機能の詳細はグレードにより異なります)
これらの機能により、日常の運転におけるヒヤリハットを減らし、長距離運転時のドライバーの負担を軽減してくれます。
さらに、オプションや上位グレードでは、車線変更を支援する「レーンチェンジアシスト(LCA)」や、ドライバーの異常を検知して停車を支援する「ドライバー異常時対応システム」など、より高度な機能も選択可能です。
駐車支援システムについても、後方の障害物を検知するパーキングサポートブレーキや、周囲の状況を表示するパノラミックビューモニターなどが用意されています。
コンパクトカーのクラスでありながら、これだけ充実した先進安全装備が搭載されている点は、LBXの大きなアドバンテージであり、高く評価されているポイントです。
万が一の事故を防ぎ、日々の運転をより安全で快適なものにしてくれるこれらの機能は、大きな安心感につながるでしょう。
オーナーや試乗者のリアルな声 満足点と不満点まとめ

- 満足点:上質な乗り心地、静粛性、デザイン、燃費、取り回しの良さ
- 不満点:後席・荷室の狭さ、パワー不足感、価格(コスパ)、一部内装の質感
- 個人の価値観や使い方によって評価が分かれる部分も多い
ここまでレクサスLBXの様々な側面からの評価を見てきましたが、実際に所有しているオーナーや試乗した経験のある人たちは、どのような点に満足し、どのような点に不満を感じているのでしょうか。
様々なレビューサイトやクチコミをまとめると、満足点として多く挙げられるのは、やはり「乗り心地の良さ」と「静粛性の高さ」です。「コンパクトカーとは思えない上質さ」「長距離でも疲れない」といった声が多く聞かれます。
また、「デザインが個性的で気に入っている」「燃費が良い」「街中での取り回しが楽」といった点も、満足度を高める要因となっているようです。
一方、不満点として指摘されることが多いのは、「後部座席の狭さ」と「荷室容量の少なさ」です。実用性を重視するユーザーからは、この点が大きなマイナスポイントと捉えられています。
また、「高速道路などでのパワー不足感」「3気筒エンジンのフィーリングが気になる(一部意見)」「価格が高い(ヤリスクロスと比較して割高感がある)」といった声も散見されます。内装についても、全体的には高評価ながら、一部の素材感に不満を持つ意見も見られます。
このように、LBXの評価は、良い点と気になる点が混在しており、何を重視するかによって満足度が大きく変わってくるモデルと言えます。
例えば、主に一人または二人で乗り、街乗り中心で、上質な乗り心地とデザインを重視する人にとっては、非常に満足度の高い車となるでしょう。
しかし、ファミリーユースで後席や荷室の広さを求める人や、パワフルな走りを期待する人にとっては、不満を感じる可能性もあります。
まとめ:レクサスLBX 総合評価とおすすめできる人

- レクサスLBXは、コンパクトSUV市場に新しい価値観を提供する意欲作。
- 長所:クラスを超えた上質な乗り心地と静粛性、優れた燃費性能、先進的なデザイン、街中での取り回しの良さ、充実した安全装備。
- 短所:後部座席と荷室の狭さ、高速域などでのパワー不足感、価格設定(コストパフォーマンス)、一部内装の質感。
- ベース車両(ヤリスクロス)との関連性をどう捉えるかで評価が分かれる。
- おすすめできる人:主に1~2名乗車で街乗り中心の方、上質なコンパクトカーを求めている方、初めてレクサスに乗る方、デザインに魅力を感じる方。
- おすすめできない人:後席や荷室の広さを最優先する方、パワフルな走りを求める方、コストパフォーマンスを非常に重視する方。
- 購入前には必ず試乗し、自分の使い方や価値観に合っているかを確認することが重要。
- オプションやグレード選択によって価格や装備が大きく変わるため、慎重な検討が必要。
- LBXは万人受けするタイプではないが、ハマる人には非常に魅力的な一台。
こんにちは、新しいもの好きの運営者です!最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
レクサスLBX、注目度高いですよね!私も発表された時、「お、レクサスから面白いのが出たな!」と興味津々でした。一番安いレクサスって、どんな感じなんだろう?って。
実際に色々な評価を見てみると、やっぱり「さすがレクサス!」と思わせる上質な部分と、「うーん、ここはちょっと…」と感じる部分、両方あるみたいですね。特に乗り心地と静粛性は、このクラスでは頭一つ抜けてる感じがします。でも、後席や荷室の広さは、やっぱりサイズなり、という評価が多いようです。
これって、車選びではよくあることですよね。全部が完璧な車なんて、なかなかありません。だからこそ、自分が車に何を一番求めているのか、そして、どこまでなら妥協できるのか、をはっきりさせることが大切なんだと思います。
LBXは、まさに「こういうのが欲しかった!」という人にドンピシャでハマる可能性を秘めた車です。例えば、都会に住んでいて、普段は一人か二人で乗ることが多くて、でも安っぽいコンパクトカーは嫌だ、上質な空間と乗り心地を重視したい、という方には、最高の選択肢になるかもしれません。
一方で、家族みんなでワイワイ出かけたい、荷物もたくさん積みたい、高速道路もガンガン走りたい、という方には、正直、他の選択肢(例えばUXやNX)の方が幸せになれる可能性が高いでしょう。
ぜひ、この記事で見た色々な評価を参考にしつつ、最後はご自身の目で見て、触って、そして運転してみてください。「百聞は一見にしかず」です。試乗すれば、きっとLBXがあなたにとって「アリ」か「ナシ」か、ハッキリするはずです。
あなたのカーライフが、お気に入りの一台と共に、より豊かなものになることを願っています!